始まりは大正時代に遡り、遠縁の小山酒造(東京都北区岩淵)が、東京の更なる発展を願い名付けた銘柄です。移りゆく時代の中で変わらぬ味わいを醸し続け、1970年代までの長い間、庶民のお酒として親しまれ、愛されていました。
時代が令和へと移り変わる中、縁あって伝統ある銘柄を受け継ぎました。
『世界の人々を日本酒でおもてなしたい』
『東京を、日本を盛り上げたい』
歴史ある酒造りの技術と、新しさを追求していく革新との融合――
発売から約100年の時を経て、昔から今へと変わらぬ想いを繋ぎ、東京盛が蘇ります。
デザインには、枡をモチーフにして江戸文様の要素を取り入れています。
江戸文様は、ひとつの型は小さくとも繋いでいくことで大きな文様になる特徴があり、酒造り
に通ずるものがあります。
「枡」は「増す」や「益々」の意味と掛けて縁起にあやかり、このお酒を通して人々の幸せが
増してほしい、ますます東京が繁栄しますようにと、昔と同じ想いを込めています。
東京盛 純米吟醸
酒米の王様「山田錦」を贅沢に100%使用。
口に含めば、柔らかな舌触りと共に芯のある旨みを味わえます。
後味は桜が花開くように優しく、ほのかな甘さが感じられます。
精米歩合:60% 度数:15度
味わい:中口 香り:華やか
デザインには東京都の花であるソメイヨシノの桜を採用し、日本の「和」を感じられるよう、
繊細で丁寧なタッチで描きました。
適度な空白を持たせることで日本らしい奥ゆかしさを表しています。
また、紅白が鮮やかな水引を飾ることで見た目も華やかに仕上げました。
水引には、古来より「人と人とを結びつける」という意味があり、東京盛が“大切な繋がり”の
橋渡しになるよう願いを込めています。
東京盛 純米大吟醸
研鑽を重ねてきた伝統の技で、厳選した素材を手造りで丁寧に醸した逸品。
きめ細かくソフトな口当たりで、甘みがしとやかに広がり、華やかな
香りはうららかな日和を思わせます。洗練された都会の東京らしい、
シャープなキレ味で後味すっきりと仕上がりました。
精米歩合:40% 度数:17度
味わい:中口 香り:華やか